→ 人物図鑑詳細情報  宇田川しい(@siiudagawa) 、LGBT活動家、ライター、編集者。





   

宇田川しい
(@siiudagawa)

宇田川 しい
sii.udagawa
           




LGBT活動家、ライター、編集者。

           
  リンチ事件後も、李信恵や野間界隈を人権問題で重用しおべんちゃら 



 → エルネスト金の2018年4月からの新しいアカウント、エルネスト金(@erukimnen)をフォローしている顔ぶれ一覧と分析



           
               
 
2018/04/24(火)開場/開演 18:45/19:00
会場 サウザンブックス社、東京都渋谷区代々木2丁目30-4
出演者 宇田川しい、にじいろかぞく
LGBTの本を世界から!サウザンブックス PRIDE叢書『In Our Mothers’ House (ママたちの家で










 
           
 

2018/05/04(金)OPEN 12:30 / START 13:00
NAKED LOFT YOKOHAMA(ネイキッドロフト横浜) 、神奈川県横浜市西区南幸2丁目1−22 相鉄ムービル 3階
【出演者】サムソン高橋、宇田川しい
セックス! ドラッグ! LGBT! 昭和のオカマ(※1)の逆襲が、今、始まる!!
LGBTネイキッド!! 〜誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくい「LGBT(※2)のセックスのすべて」 について教えましょう〜








Naked Loft Yokohama
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2018年5月
04(金)



セックス! ドラッグ! LGBT! 昭和のオカマ(※1)の逆襲が、今、始まる!!
LGBTネイキッド!! 〜誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくい「LGBT(※2)のセックスのすべて」 について教えましょう〜

OPEN 12:30 / START 13:00

前売¥1500 / 当日¥1800(飲食代別)

このイベントの予約は締めきりました。

【出演者】サムソン高橋、宇田川しい



世はLGBTブーム。メディアではキラキラ、シャイニーで清潔な“LGBTな人々”がフィーチャーされ新たなセクシュアル・マイノリティ像を結ぼうとしている。
こうして、ごく普通の隣人としてのLGBTが可視化される一方、セクマイ特異のカルチャーがなかったことにされようとしているようにも見える。
とくに不特定多数との性行為である“ハッテン”については漂白されたLGBTブームの中で語られることはほとんどない。
しかしながら、このような逸脱こそがマイノリティのカルチャーのパワーの源泉であり、むしろそれをストレートの側が取り入れることで日本は今の閉塞した状況を脱することができるのではないか–––。
サムソン高橋と宇田川しいの、昭和のオカマを代表する2人が、ブームの中では語られないLGBTの裏側をいっさいのタブーなしで語り尽くす!

※1 侮蔑語をあえて名乗ることで当事者自身がイメージを再定義する目的で使用しています。

※2 当企画の出演者2名はどちらもゲイでありL・B・Tは登場いたしません。企画名にLGBTとあるのはその方がキャッチィで集客できるかな〜と思ったからです。予めご了承ください。
【出演者 プロフィール】
サムソン高橋(さむそん・たかはし)
ゲイライター。ゲイ雑誌『SAMSON』編集部を経てフリーに。『G-men』などのゲイ雑誌で連載。LGBTメディアサイト「Letibee LIFE」でも毒のあるコラムで人気を博す。著書に『ホモ無職、家を買う』(実業之日本社)、『世界一周ホモのたび』シリーズ(ぶんか社)などがある。
宇田川しい(うだがわ・しい) 
ライター、編集者。ゲイ・アクティビスト。世界のLGBTの本を出版する、サウザンブックス社のPRIDE叢書シリーズの編集主幹。90年代のゲイブーム時代からゲイであることをカミングアウトしライターとして主にストレート向けのメディアで活動。近年ではハフポストジャパンなどでセクシュアル・マイノリティのリアルな姿や、社会における問題を伝える記事を執筆している。またセクシュアル・マイノリティに限らず多様な家族のあり方についての取材を行っている。

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2018/08/04(土)OPEN 18:00 / START 19:00
ROCK CAFE LOFT 、新宿区歌舞伎町1-28-5
【出演】丸屋九兵衛、宇田川しい
「急討論:生産性 my ass!なぜ私たちは杉田と戦うのか。愛国戦隊・狂気の水脈を絶て!」


ROCK CAFE LOFT
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2018年8月
04(土)

LOFT BOOKS presents
緊急討論:生産性 my ass!なぜ私たちは杉田と戦うのか。愛国戦隊・狂気の水脈を絶て!

OPEN 18:00 / START 19:00

前売(web予約)¥1,000 / 当日¥1,300(+要1オーダー以上)
※当日券あり。お待ちしております!

このイベントの予約は締めきりました。

【出演】丸屋九兵衛、宇田川しい

今、日本社会を沸騰させている杉田水脈議員の「LGBT生産性ない発言」は何が悪いのか?
マイノリティ文化、差別に対して、いま最も刺激的でユニークな考察をしている二人のトーカーをお呼びし
LGBTの軌跡を追い、未来を見据えながら今回の問題の本質に迫ります!
もちろんロックカフェロフトらしく、二人の活動の血となり肉となっている音楽、書籍などの文化的バックグラウンドを紹介してもらうコーナーもあり!?
この熱を一時的なものとして冷まさないために、狂気の水脈を徹底的に見つめ直す宴、緊急開催!!!!!

《出演者プロフィール》
丸屋九兵衛
京都市のアウトキャスト・ネイバーフッド、伏見が生んだ奇才。R&B/ヒップホップ情報サイト『bmr』の編集長を務める音楽評論家にしてコラムニスト、人種差別研究家。著書に『丸屋九兵衛が愛してやまない、プリンスの決めゼリフは4EVER』等の決めゼリフシリーズがある。

宇田川しい
ライター、編集者。ゲイ・アクティビスト。世界のLGBTの本を出版する、サウザンブックス社のPRIDE叢書シリーズの編集主幹。90年代のゲイブーム時代からゲイであることをカミングアウトしライターとして主にストレート向けのメディアで活動。近年ではハフポストジャパンなどでセクシュアル・マイノリティのリアルな姿や、社会における問題を伝える記事を執筆している。またセクシュアル・マイノリティに限らず多様な家族のあり方についての取材を行っている。


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2018/08/05(日)16:00~
渋谷ハチ公前
0805杉田水脈議員の差別発言に抗議する渋谷ハチ公前街宣































 
           
 

2018/12/29(土)OPEN 12:30 / START 13:00
ROCK CAFE LOFT、新宿区歌舞伎町1-28-5
出演者 サムソン高橋、宇田川しい
司会&MUSIC サウザン古賀

LGBTゆく年くる年 2018年のセクマイ重大ニュースを振り返る!!@ROCKCAFELOFT







ROCK CAFE LOFT
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2018年12月
29(土)



Over magazine presents!
LGBTゆく年くる年 2018年のセクマイ重大ニュースを振り返る!!

OPEN 12:30 / START 13:00

◆前売(ROCK CAFE LOFT wab予約)¥1500-
◆当日 ¥2000-
※共に要1オーダー

このイベントの予約は締めきりました。

【出演者】サムソン高橋、宇田川しい
【司会&MUSIC】サウザン古賀

LGBT関連、今年もいろいろなことがあったはずですが、終わってみればほとんど杉田水脈がらみの記憶しかっていない2018年。フケデブ界きってのゆるふわ系癒しキャラ(自称)サムソン高橋とLGBT界のジェイソン・ステイサム(自称)宇田川しいのスピードボール・トークで今年1年のLGBTをめぐる事件を振り返りつつ、来るべき2019年がどんな年になるのか、忘年会気分で一杯飲みながら一緒に考えましょう。「個人的的なことは政治的なこと」という信条に基づき、杉田水脈から出演者のハッテン事情まであらゆることを同一平面上でクイアに語ります! 大晦日イブイブに、意地でも白組にも紅組にも入らないふたりが、あの鐘も鳴らさず祭りも叫ばず、保守の人たちには決して届かない言葉でお送りする年忘れ企画!
トーク前後には「年忘れせくまいの歌」と題してホットなチューンをお届け。永遠のストリートプレイヤーとして、宇田川しいとともにLGBT界のブルースブラザーズ(自称)を気取った身勝手な正義を振りまいているサウザン古賀が、天城も越えず、浪花節でもない輩は帰らんちゃヨカ!と、マイノリティ文化を感じる選曲で場を盛り上げます!

《 profile》
■サムソン高橋(さむそん・たかはし)
ゲイライター。ゲイ雑誌『SAMSON』編集部を経てフリーに。『G-men』などのゲイ雑誌で連載。LGBTメディアサイト「Letibee LIFE」でも毒のあるコラムで人気を博す。著書に『ホモ無職、家を買う』(実業之日本社)、『世界一周ホモのたび』シリーズ(ぶんか社)などがある。

■宇田川しい(うだがわ・しい)
ライター、編集者。ゲイ・アクティビスト。世界のLGBTの本を出版する、サウザンブックス社のPRIDE叢書シリーズの編集主幹。同社代表の古賀とは、LGBT界のブルースブラザーズ(ジェイク宇田川)を気取り活動中。また、ハフポストジャパンなどでセクシュアル・マイノリティのリアルな姿や、社会における問題を伝える記事を執筆している。
そして、セクシュアル・マイノリティが自己肯定していくための雑誌『Over』の創刊を編集長として準備中。https://www.overmagazine.net

■サウザン古賀(さうざん・こが)
世界の本を翻訳出版する出版社サウザンブックス社の代表。宇田川しいと活動するLGBT界のブルースブラザーズでは弟役(エルウッド古賀)。雑誌『Over』の創刊を発行人として準備中。
http://thousandsofbooks.jp
https://www.overmagazine.net


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2019/06/29(土)16:00 - 18:00
会場/明治大学駿河台校舎 リバティータワー3階 1132教室
出演:鈴木賢(明治大学教授)×小倉東 a.k.aマーガレット(オカマルト店主)、
司会:宇田川しい(Over編集長)
)『Over』創刊記念トークイベント開催!









Peatix
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『Over』創刊記念イベント LGBTスキャンダル[1990ー2020] ブタは、いつ、どうして、生まれたのか?

『Over』創刊記念トークイベント
 LGBTスキャンダル1990ー2020



出演:鈴木賢(明治大学教授)×小倉東 a.k.aマーガレット(オカマルト店主)

司会:宇田川しい(Over編集長)



肉屋を支持するブタにならないためのクィア・マガジン『Over』創刊を記念して、
「LGBTスキャンダル[1990ー2020]」と題したトークイベントを行います。

90年代ゲイリブの歴史を振り返りながら、それが現在のLGBTムーブメントとどう繋がっているのかを考える企画。

Twitter上で猖獗を極めるアンチLGBTや、パレードにおける裸の問題、トランス排除問題などなど、
現在のLGBTイシュー周辺の問題は全て90年代に萌芽していたのではないか? 
もちろん「糾弾会デマ事件」についても俎上に!
LGBTの正史で語られることのない負の歴史にまで踏み込んだスキャンダラスでスリリングな議論を展開します。

ゲストは創刊号にご協力いただいた、明治大学、鈴木賢教授と、
新宿二丁目ブックカフェ「オカマルト」店主、DQマーガレットこと小倉東さん。

かたや法理の視点からLGBTの権利を考えてきた鈴木さん、
かたやドラァグ・クィーンとして、またゲイ雑誌『Badi』スーパーバイザーとして日本のゲイカルチャーを牽引してきた小倉さん。
異なるスタンスで長年にわたって活動してきたお2人の他では言えない裏話も満載。

肉屋を支持するあのブタや、このブタが生まれた背景には、実はこんな事件が隠されていた--。
ブタとリブの関係を考察し、LGBTムーブメントの今後を皆さんで考えましょう!


【日時】
 6月29日(土) 16:00-18:00(受付開始15:30)

【会場】
明治大学駿河台校舎 リバティータワー3階 1032教室
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1

https://www.meiji.ac.jp

【定員】
100名

【資料代】
500円
※当日会場にてお支払いください


【プロフィール】


鈴木賢
明治大学法学部教授。ゲイの当事者として1989年から札幌で活動。レインボーマーチ札幌を創始。元ドメスティック・パートナー札幌呼びかけ人代表。現在、自治体にパートナーシップ制度を求める会世話人、北海道LGBTネットワーク顧問。

小倉東(マーガレット)
和光大学卒業後、メイクの仕事に携わる。雑誌連載を契機に編集出版業界に参入。ゲイ雑誌『バディ』の編集長を勤めながらドラァグクイーン、マーガレットとしても活動。新宿二丁目ブックカフェ「オカマルト」店主。


【お問い合わせ先】
overmagazinejapan@gmail.com

https://www.overmagazine.net/


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2019/06/29 (土)
16:00 - 18:00 JST


会場
明治大学駿河台校舎 リバティータワー3階 1032教室
チケット
参加券
満席
会場住所
東京都千代田区神田駿河台1-1 日本

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   2019/07/13(土)18:00~19:30
会場 2019年7月12日(金)〜15日(月・祝)@スパイラルホール、東京都港区南青山5-6-23 スパイラル3F、地下鉄「表参道駅」
Overマガジン天才編集長宇田川しいのサイン会

名称:NPO法人レインボー・リール東京、代表 宮沢英樹




第28回レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜
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映画以外のお楽しみ
第28回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~では、
映画上映以外のお楽しみも盛りだくさん!
上映時間の合間も、是非お楽しみください。


(略)


③ カナイフユキさんサイン会 ※13日(16:10-17:10)のみ
③ 宇田川しいさんサイン会 ※13日(18:30-19:30)のみ
③ NOT ALONE CAFE ※14日(15:20-18:05)のみ
日本に来てまもないゲイ・バイセクシュアル男性のためのカフェ・スペースを運営しています。世界、アジアからやってきた様々な人種、国籍、ジェンダー、セクシュアリティの人々が安心して過ごせる場所を一緒に作りませんか。

③ 東京都エイズ啓発拠点 ふぉー・てぃー ※15日のみ出展
東京都エイズ啓発拠点ふぉー・てぃーでは、中高生などの若者に向けてHIV/エイズの啓発を行っています。池袋保健所1階で開館しており、開館時間中はスタッフとおしゃべりしたり、ウォーターサーバーで好きな飲み物を作ったり、思い思いに過ごすことができます。「ふぉー・てぃー」で検索してみてね!


(略)

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晴れたら空に豆まいて

2020/02/08(土) 開場18:30 / 開演19:30
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【夜】クィア・マガジン『Over』presents 今夜もオーバーナイト! vol.01

[出演] 李琴峰、鈴木賢、畑野とまと、笹川かおり、山縣真矢、西新宿パンティーズ、平野太一、宇田川しい、

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出演


《Over Talk》



〜後進国ニッポンのワタシ:愛なき国に生まれたわけじゃない〜

クィア・マガジン『Over』編集長の宇田川しいをホストにして、オーバーマガジン筆陣達が「後進国ニッポンのワタシ」をテーマとしたトークを繰り広げます。目から鱗は確実!洗面器持参でご参加を!



李琴峰(小説家)

鈴木賢(明治大学法学部教授)

畑野とまと(トランスジェンダー活動家)

笹川かおり(編集者、ライター)

山縣真矢(ゲイ活動家、東京レインボープライド顧問)

北丸雄二(ジャーナリスト)

※ほか、当日飛び入り参加の執筆者も!?



司会進行:宇田川しい(『Over』編集長)





《Over Live》



コアな音楽ファンに大人気!パンティー被ってラップするヒップホップ・ユニット「西新宿パンティーズ」、映画『STANDARD』の監督も務める、シンガーソングライターとしても活動をする平野太一などによる魂のLive!



西新宿パンティーズ

平野太一

※ほか、クィア・パフォーマーの登場もアリ!?


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開場18:30 / 開演19:30



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晴れたら空に豆まいて

2020/05/29(金) 開演 20:00 終演 23:00

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2020/05/29(金)



【生配信/Live Streaming】今夜もオーバーナイト! vol.02 

【出演】Talk: 千葉雅也(哲学者)、北丸雄二(ジャーナリスト)、鈴木賢(明治大学法学部教授)、笹川かおり(編集者)、畑野とまと(ライター/トランスジェンダー活動家)、山縣真矢(編集者/ゲイ活動家) 植田祐介(韓国語翻訳者)、木津毅(ライター)、宇田川しい( 『Over』編集長 ) Live: 西新宿パンティーズ、平野太一
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出演

Talk:千葉雅也(哲学者)、北丸雄二(ジャーナリスト)、鈴木賢(明治大学法学部教授)、笹川かおり(編集者)、畑野とまと(ライター/トランスジェンダー活動家)、山縣真矢(編集者/ゲイ活動家)、植田祐介(韓国語翻訳者)、木津毅(ライター)

Live:西新宿パンティーズ、平野太一

司会進行:宇田川しい( 『Over』編集長 )


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時間
開演 20:00 終演 23:00


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2020/08/04 13:32

未来を企画するクラウドファンディング GREEN
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韓国で美しい単行本になり、台湾・フランスでも翻訳された、
ボーイ(ズ)ラブコミック『キミのセナカ』を日本語で書籍化したい!
Thousands of Books 出版 エンタメ その他





フリーライター李信恵(り・しね)さん、プロジェクト応援のインタビューをしました!
生きづらさを感じていた10代の自分に
本や音楽、バイクが自分の居場所を与えてくれた

『キミのセナカ』のクラウドファンディングに参加していただいたライターの李信恵(リ・シネ)さん。在日コリアンとして、差別問題に取り組んでいる李さんですが、実はPRIDE叢書の第1弾『ぼくを燃やす炎』のクラファンにもご参加いただいていたそうです。在日と、LGBTQ、マイノリティが枠を超えて繋がっていけるのか。プライド叢書編集主幹、宇田川しいが李さんにインタビューしました。


■在日とLGBTQの共通項、カミングアウトする?しない?

宇田川しい 李さんは、PRIDE叢書の1冊目である『ぼくを燃やす炎』のクラウドファンディングにも参加していただいてたんですよね。在日として差別問題に取り組んでらっしゃいますが、LGBTQについても以前から関心があったんですか?

李信恵(リ・シネ) もともとレズビアンやゲイ、トランスジェンダーの知り合いはいましたし、東京レインボープライドが韓国のLGBTQのパレードに参加するのを見て、身近な問題という感じがしていました。

宇田川 在日と、LGBTQの置かれた立場には類似点もありますよね。例えば、どちらもカミングアウトするかしないかという問題がある。

李 似ている部分も似ていない部分もありますね。在日の場合は親にカミングアウトする必要はないけど、LGBTQの場合、まずそこから問題になってくる。

宇田川 なるほど。李さんは、ずっと民族名を名乗って来たんですか?

李 私は、中学2年の時に学校で本名宣言をやったんです。

宇田川 本名宣言?

李 私が子どもの頃は、学校の先生が在日であると誇りを持って宣言しようっていう教育を盛んにやっていたんですよ。同和地区の子の場合だと同様に立場宣言というのが勧められていたそうです。

宇田川 今だと、やり方によっては強要だと言われて問題になりそうですね。

李 もちろん、差別問題に関するきちんとした教育があって、とても熱心に取り組んでいる先生がいてのことでしたけど。私は、在日であることは恥ずかしいことではないと思っていたし、自分の中の民族性を取り戻したいというような気持ちもあって本名宣言したんです。


■立場の違いで離れていった友人も

宇田川 周囲の反応はどうでした?

李 もともとみんな、私が在日だってうっすら分かってるんですよ。それで本名宣言した後、友だちが集まって来て、何を話したかというと“あだ名をどうするか”でしたね。それまで烏川っていう日本名を名乗っていて。ちなみに烏川っていうのは父親の本貫のある地名なんです。

宇田川 日本名と言ってもちゃんと民族性が込められているんですね。

李 そうなんです、それで“うーちゃん”て呼ばれてたんですよ。これから李になるから“りーちゃん”にすべきか、これまで通りうーちゃんでいいのか、会議ですよ。

宇田川 なんか、ほのぼのしてますね。一方で、本名宣言しない人もいるんですよね。

李 もちろん隠したいと思う人もいます。それで悲しい経験もありました。夏休みにハギハッキョというのがあるんです。漢字で書くと夏季学校。在日でも民族学校でなく日本の学校に通っている子どもを集めて民族教育をする。小学校の頃にハギハッキョで友だちになった別の学校の子が、中学に上がると一緒の学校になったんです。でも、声をかけたら無視された。自分が在日だってことを知られたくなかったんですね。その時は「友だちなのに!」と腹が立ったんですが、今にして思えばその子も辛かったでしょうね。


■外国人登録証、指紋押捺問題と向き合った16歳の頃

宇田川 李さんは本名宣言もして、ご自分のルーツに誇りを持っていた。悩んだりはしなかったんですか?

李 いや、高校に入ると日本人だったら考えなくていいことを、いろいろ考えなければならなくなって。当時は16歳になると外国人登録証を携帯する義務があって指紋押捺しなければならなかった。それで指紋押捺拒否運動が起こって、私も押捺を拒否したんです。ところが親は「そんな運動するな」と言うし、学校で先生に相談したら「悪法も法だから」なんて言う。在日の先輩でも「そんなことで何が変わるの? 指紋くらい押せばいいのに」なんて言う人がいる。日本人の友だちにはなかなか問題が理解してもらえないし。民族名で学校に通っているのが自分だけだったこともあって孤立感がありました。

宇田川 そういう生きづらさを、李さんはどうやって乗り越えてきたんですか?

李 本と音楽とバイクが救いでしたね。バイクと言っても暴走族じゃなく走り屋の方です(笑)。音楽は聖飢魔IIのおっかけとかやってました。

宇田川 学校と家だけじゃなく、他に居場所があるって大事ですよね。

李 こっちがダメでも、あっちがあるっていう選択肢が多い方がいい。



■本を読むことで得られた共感と勇気

宇田川 本は、どんなのを読んでたんですか?

李 在日の人が書いたエッセイをよく読みましたね。朴慶南(パク・キョンナム)さんとか。在日の詩人、金時鐘(キム・シジョン)さんや、劇作家のつかこうへいさんが書いたものからも影響を受けました。ネットも一般的じゃなかった時代、自分と同じ在日の人の考えを知るのには本しかなかった。自分一人じゃないんだって思えることは大きいですよ。そういう意味では『キミのセナカ』も10代の子が読んで、“切ない思いをしてるのは自分一人じゃないんだなあ”って思えるだけで価値がありますよね。

宇田川 今は周りにいないように見えるけど、一人じゃないんだって分かってもらえればいいですね。

李 それからアジアのジャンヌ・ダルクと言われる柳寛順(ユ・グワンスン)や一円訴訟で知られる崔昌華(チェ・チャンファ)牧師の本を読んで、“闘っている人がいるんだ”と勇気をもらいました。

宇田川 一円訴訟というのは、韓国人の名前を日本語読みするのは人格権の侵害だとしてNHKに対して1円の損害賠償や謝罪などを求めた裁判ですね。裁判自体は違法性がなかったとされ敗訴していますが、氏名が人格権であることを認めさせ、また、その後、氏名を母国語読みする流れを作りました。


■マイノリティは助け合い共闘していける

李 上の世代が闘ってくれたおかげで在日の社会的地位は上がってきました。ただ、これは在日だけのことではないとも思うんです。在日が培ってきたことが他のマイノリティの問題にも援用できる。朝鮮学校の通学定期が割高になっていたことにオモニたちが立ち上がって差別を撤廃させた。それが後に、別の外国人学校にも適用されるという形で役に立っている。

宇田川 そうやって、さまざまなマイノリティが助け合い、共闘できればいいですね。

李 ほんとにそうですね。ただね、私は他のマイノリティ、LGBTQや障害者や、そういう人たちのことで分かってないことも多いから、知らないうちに“やらかしてる”こともあるんじゃないかって思うんですよ。例えば保毛尾田保毛男について、私はもともととんねるずが好きじゃないので、一緒になって笑ってたわけじゃないけど、あまり関心を持ってなかったですよ。人に、「無関心はよくない」なんて言いながらね。

宇田川 それは僕も内心、やらかしてるんじゃないかとビクビクしていて、他のマイノリティどころか、LGBTQの中でもゲイ以外のLBTQの人たちだって完全に理解しているなんて言えないわけで。

李 でもね、かといって気にしすぎて何も言わないんじゃどうしようもないんで。謙虚な姿勢で進んでいくしかないと思いますけどね。


■悩んでいる子に、一人じゃないと言ってあげたい

宇田川 そういう意味で、相互理解を深めるために、コミックって入りやすくていいと思うんです。

李 田亀源五郎さんの『弟の夫』とか、よしながふみさんの『きのう何食べた?』とか読んでるとね、“もし、自分の息子がゲイだったら、こんなふうに接すればいいのか”とか考えるんですよね。もう、この歳になるとね、“自分の息子がそうだったら”とか“息子の友だちがそうだったら”とか、そういうところですよ。

宇田川 僕も子どもはいないけど、やっぱり自分のことより下の世代のことを考えるようになってますね。少しでも生きづらさが解消されるといいなあ、と。

李 ほんとにね。悩んでる子には一人じゃないんだって言ってあげたい。そして、大阪に来たらオバチャンがホルモン食わしたるから元気出せ、と(笑)。





李信恵(り・しね) 
1971年、大阪府東大阪市生まれ。大阪芸術大学卒。大学在学中よりライターとして活動。差別問題、慰安婦問題、教育問題などをテーマに執筆を行う。著書に『#鶴橋安寧―アンチ・ヘイト・クロニクル』(影書房)、『#黙らない女たち』(上瀧浩子と共著・かもがわ出版)がある。

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Midori Nakamura
2020年8月5日



 
           
               
               
 

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