→ 人物図鑑詳細情報 朴 和美(パク・ファミ)(hwami.park.5)、東京朝鮮中高級学校、『「自分時間」を生きる―在日の女と家族と仕事』三一書房から出版。



  朴 和美 
hwami.park.5


パク・ファミ

 
 
  主水への二次加害に「いいね」  



 
   
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東京朝鮮中高級学校に在学していました
東京都 杉並区在住
東京都 葛飾区出身
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2020年4月22日に、朴和美『「自分時間」を生きる―在日の女と家族と仕事』三一書房から出版。
朝鮮学校出身で。その目次には済州島のことが取り上げられている。被害者意識過剰な済州島系の反日の人脈なのでしょうね。

慰安婦問題の人脈の女性団体WAN、済州島系の反日のリンチ事件加害者側の人脈の雑誌『抗路』で紹介されていた。

FACEBOOKの友達には、
呉 光現
韓 哲秀 嘘みたいな本当の在日話 代表
金 斗鉉
呉瀟
リ サンホ

 
   
朴 和美
2017年8月7日



https://archive.ph/wip/r1p6n
 
 


18:43

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伊藤 大介

2018年4月6日 · 神奈川県 平塚市 ·

エル金さんからTwitter復活したからと電話があった。傷害で罰金刑となり、民事一審で約80万の損害賠償が言い渡された。本人は傷害について反省しているし、その罰も受けた。これだけ自分も他人も傷つけてしまい、深く反省しているエル金さんが、今後暴力を振るうことは無いだろうと思う。
それでも一生表に出るなと批難する人はいるだろうけど、人はやり直せるはずだし、反省し、やり直そうとしている人にチャンスが与えられる社会を私は望む。



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伊藤 大介
私は室井らのデマによる直接の被害当事者だから感情の整理が難しいけど、もしも室井が自分の酷いデマを悔いて謝罪するなら、室井だってやり直すチャンスを与えられてもいいのだろうと思う。思いたくもないけどね。



李 信恵
伊藤さんに今回の件でめっちゃ迷惑を私も掛けて申し訳ないです。室井君もずっと反差別でやって来たし、エル金と元々友だちだったし。いつか、笑い話になればいいなあと思ってます。私もめちゃくちゃやられてるんですが、自分もアホやなあと思うけど、人生長いしなあ。伊藤さんぐらい強く優しくなりたいです。



伊藤 大介
李 信恵 後頭部に突き刺さったブーメランがまだ抜けません笑
いまだに一人で笑っちゃってます。



李 信恵
エル金に生ギモ買いに行かせてますので、待っててください!



伊藤 大介
この室井らのデマはエル金さんに対してのデマね。



伊藤 大介
李 信恵 先週もスーパーのやつ食べましたけど、今回は大丈夫でした笑



李 信恵
次は某所で!





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伊藤 大介

2018年10月21日 ·

先日二審判決が出たので、所謂「しばき隊リンチ事件」や「十三ベース事件」などと言われた傷害事件と本件裁判について、現在の私の考えを書いておこうと思います。
まずはこの傷害事件に何の関係も無い反差別に関わる人たちがネトウヨ等からことある毎に本件を持ち出され、無用な釈明などをさせてしまってきた事に対して心からお詫び申し上げます。
申し訳ありませんでした。
勿論この事件はしばき隊が組織的に行ったリンチなどでは無く、個人間の傷害事件であることは刑事、民事を通して明白となっているのですが、ネトウヨ等は本件を連合赤軍の山岳ベースリンチ事件などを想起させる目的で「しばき隊リンチ事件」などと言っているわけで、単にリンチという言葉の定義の問題ではないことからも、この事件がネトウヨ等の言う「リンチ」ではないことはここではっきり言っておきたいと思います。
傷害事件があったことは誰もが認めていることで、室井幸彦に対して主に暴行したエル金さんと、それを止めるために一発平手打ちした凡さんが、刑事で略式罰金となり、民事でエル金さんに113万円、凡さんに1万円の賠償が命じられたことは事実です。
つまりそれ以外のことは事実では無く、刑事でも民事でも何ら責任を問われなかった李信恵さんをあたかも主犯のように「李信恵等5名による傷害事件の民事訴訟」などと吹聴した室井幸彦等の歪んだ行為は非難されて当然だと思っています。
そしてその行為は案の定ネトウヨ等にいいように利用され、差別扇動のアイテムとなり、今後も使われていくであろう事からも彼らの罪は大きいと考えています。
ただ私はその傷害事件が起こった当日にエル金さん等と飲食をしていたのだから、結果的に暴行を止められなかった事に対しての責任はあると思っています。
民事訴訟でも主張してきましたが、私は仲の良かった二人なのだから、被差別当事者であるエル金さんが差別主義者から金をもらっているなどというとんでもなく酷いデマを吹聴した室井がちゃんと謝罪して、エル金さんと仲直りできればいいと思っていたし、そのためには外野がいるより二人で話した方がいいと思ったことから、外で二人で話すように促しましたが、結果的にはその判断が間違っていたのだろうと思っています。
もっと言うと、私が根本的に判断を誤ってしまったのは、エル金さんと室井が和解できると思った事なんだろうと思います。
謝罪をしたいと電話をしてきた室井には、実は心からの謝罪をする気持ちは無かったのでしょう。
だから録音機を隠し持って謝罪の場所に来るなどと言う行為をし、裁判でもエル金さんが差別主義者から金をもらったなどという酷いデマについて謝罪が無いどころか、疑って当然だったかのような主張をしています。
つまり私は当時の室井とエル金さんの関係を見誤ってしまったと言うことなのだと思います。
今になって思えば、謝罪したいという室井を来させず、もうお互い関係を絶つように話せば良かったと。
私が社会運動に関わるようになったのは東電の原発事故からなのですが、それからたくさんの社会運動に関わる先輩方と知り合うことになり、私が好き勝手に遊んでいる間も、その人達は長く社会のために動いていて、尊敬できる凄い人ばかりでした。
そもそも社会運動で簡単に結果が出ることなど殆どなく、原発問題にしても一歩前進させるだけでもとても難しいことなので、ライフワークのように地道にコツコツやっていくしか無いことばかりです。
そんな中で、疲弊していく自分にとって共に闘う仲間の存在はとても力になったし、ある先輩から言われた「繋いだ手は離さない」という言葉がとても心に残っていて、それは今でもできるだけ仲間は大切にしたいと思う私の考え方に大きく影響した言葉でした。
しかし今回の件は、繋いだ手を離した方がいいケースだったんですね。
寂しいことですがその方がお互いの為なのでしょう。
今回一審で認定された私の幇助が、二審で否定されたことについてですが、正直言って一審判決で私の心の中にある真実を裁判所に否定されたことはとてもショックでした。
前記した通り、私はエル金さんと室井が二人で話すことが最善と考えたから二人に外で話すよう促したのであって、外に出た方が殴りやすくなるから二人で外に出るように促したなどということは絶対にありません。
私がそんな人間では無いことは、私と付き合いのある人ならわかってくれると思いますが、私とうい人間を知らない裁判所から見たら、相手方のデタラメな主張を聞くとそんな風に見えてしまうのかと。
だから今回二審で真実が認められたことは本当に嬉しいし、諦めずに大阪の現場まで行って写真を撮ったり、一審の誤った判断を正す書面を書いてくれた神原先生にはとても感謝しています。
ありがとうございます。
そして最後にもう一度、
この件で様々な嫌がらせを受けてしまった無関係のカウンターのみなさま
申し訳ありませんでした。



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神原 元
伊藤さんは「喧嘩するなら外に出ろ」と当たり前のことを言っただけです。それだけで訴えてくる方がおかしいし、それに乗っかって囃し立てた連中が最悪です。謝らなくていいと思います。
返信する3年
伊藤 大介
相手方には謝る必要がないので当然ながら謝罪などしませんが、やはり結果的に仲間に迷惑をかけてしまったことは申し訳ないと思っています。私は当日の飲み会では年長者だったので、結果責任は感じています。しかし法的な責任はないと思っているので、一審の不当な判決をひっくり返して頂いたことには本当に感謝しています。やはりいくら事実ではないとしても判決は重いので。
返信する3年
神原 元
伊藤 大介 道義的責任もないよ。「社会的に相当な」発言をしただけと、高裁では認定されました^_^


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川喜田 亜季
Twitterなどで(悪口も含め)部分的に見かけて、よくわからないまま気になっていました。やっと全部のみ込めました。二審判決も納得です。良かったです(*´∇`)
返信する3年
伊藤 大介
近々判決文も公開しようと思っています。
返信する3年
川喜田 亜季
公開お願いします。
保存しておいて、デマ蒸し返すアホなヤカラを見つけたら葵の御紋のようにお示ししますので❗

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中沢 けい
·
最高裁への上告が考えられているようですが、1審、2審の判断を覆す理由はありませんから、これで落着になるでしょう。神原先生には感謝します。最高裁への上訴がないと判明した時点で私の考えも明らかにするようにいたします。
返信する3年編集済み
中沢 けい
·
伊藤さんもいろいろ御心痛が多かったことかと存じますが、これで少しは落ち着けることでしょう。なんと申し上げていいやら、分かりませんが、一安心というところでしょうか。とにもかくにも安心いたしました。
返信する3年
伊藤 大介
無関係の中沢先生にも嫌がらせが飛び火してしまい申し訳ないです。
返信する3年
中沢 けい
·
エル金さんからはお話を聞きました。その件はまた最高裁への上告が決着しましたら、私なりの考えを述べるつもりでいます。

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野間 易通
伊藤さん本当におつかれさまでした! 私はこれから賠償金ビジネスで一儲けしようと企んでるので、儲かったらまたコーヒーおごったるわ。遠慮せんでええんやで。
返信する3年
伊藤 大介
ご馳走様です。ア・ニ・キ


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2020.06.18 Thu
朴君愛 (ぱく くね)からの書評



WAN
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朴和美『「自分時間」を生きるーー在日の女と家族と仕事』    ◆朴君愛
2020.06.18 Thu


書 名 「自分時間」を生きる―在日の女と家族と仕事
著 者 朴 和美
出版社 三一書房
発行日 2020年4月22日
定 価 2530円(税込)


 著者のぱく・ふぁみさんから、「誰がどう批評してくれてもかまわない年齢になったから(?)これまで書き綴ったエッセイや小論をまとめて出版することにした。私と同じ在日コリアン女性にぜひ読んでほしい」という趣旨の連絡があった。その本にも登場する在日コリアン女性のグループ「ちゃめ(姉妹)」(現在は解散)の関西在住のメンバーに本を届けるため東京から大阪に出向くという話であった。残念ながらCOVID‐19によって2020年春の再会は実現できなかったが、300ページを超える本が送られてきた。
 この本の全体像をまとめて紹介することはできそうにないことを痛感。まずは目次を紹介する。

序章 「小さな物語」を紡ぐ
第1章 在日朝鮮人女一人会
    怒ってくれてありがとう―「あたりまえ」を問い直す
  女と家族と仕事
  出産と参政権
第2章 在日の母語と母国語
  「国家語」の呪縛を越えてー舌のもつれを解く
第3章 旅のつれづれに
  アラート・ベイの旅―カナダ先住民族女性と在日女性
  韓国済州島を訪ねて
第4章 映画を巡る旅
  「その後」のその後―クルド人の女性たち
   物語る私たちーStories We Tell
終章 「自分時間」を生きる

コラム 在日の女たち

●マジョリティが聞くべき話
 WANの伊田久美子さんに声をかけていただき、この本の書評を誰か(筆力のある人!)に書いてもらおうとした。ところが、ふぁみさんに在日女性が描くべきと背中を押されて、文才の無い私が書くことになった。確かにこの本を紹介したかったわたしがいる。なぜ紹介したかったのか、その理由を伝えることはできるのでは。うーん、しかしすっとスマートな言葉が出てこない。心の中にある強い感情を整理して言葉にするには、トレーニングと覚悟が必要なのだと思う。とりあえず「在日コリアンであること、そして女性であるわたしたちの存在、経験を無視しないでほしいという気持ち」だとは言える。とはいえ、「こんなこと言ってもいいんだ(言いたい)」と私が思えるようになったのはこの20年、40歳を超えてからである。自分たちが聞くべき話なのだと言うマジョリティの存在が見えたからである。ふぁみさんはそんな私よりずっと前から、そのことにこだわって学び続け、言葉にして発信してきたのだ。まずは、本を読みながらじわっと感じたことを書き留める。

●こんなに違うのに、こんなに共感
 わたしとふぁみさんは歳も違えば(ふぁみさんが8歳お姉さん)、暮らした場所も違う(関西VS関東?)。「民族」との出会い方も違う(韓国系の民族学校の高校を卒業。日本の学校で日本人のふりをして生活してきたわたしの想像外)。英語で生活の糧を得るための戦略を考え、まずは高卒後に住み込みのナニーに応募!行動力が違うし、私の知らない世界を渡ってきた人だ。それなのに家族をめぐる葛藤や日本人とのすれ違いを感じたやりとりは、「あるある」と重なる経験が満載である。
 ふぁみさんは、自身の経験に引き寄せて、在日コリアン社会をジェンダーの視点でシャープに分析し、歯に衣を着せず問題提起をしてきた。そして働きながら市民活動にも関わってきた。学歴をとっても34歳で米国の大学に留学し、40代半ばになって日本にある米国の大学院で学ぶ。市販の履歴書なら用紙が何枚も必要になるだろう。
 そうして日本社会―在日コリアンだけの空間を越えて、より広い世界にウィングを広げる。カナダの先住民族訪ね、長老女性との出会いを熱く語り、マイノリティ女性への暴力の構造を説明する。クルド人家族のドキュメンタリーを通して日本にいる私たち(日本人も含めて)の立ち位置を確認し、そして、カナダの女性監督サラ・ポーリーの「物語を語るわたしたち」制作をめぐる家族の物語の深層を教えてくれる。なかなか読み進めない箇所もあった。そのことを伝えると、曰く「それは、肩ひじ張って、上から目線で書いた生硬なエッセイもあるから。でも、あえて当時のまま出すことにした」。これまで決して「学び」を手放さなかったと書いているくだりでは、「学び」とは既存の知識を注入するだけではなく、知の体系そのものを一旦は疑問視することだったと述べられている。なるほど、マイノリティ女性がマイノリティ女性として立ちあがるためには、いわゆる常識、正しいとされて身体に取り込まれた知識を一旦は捨て去り、ジェンダー平等とマイノリティの視点からの、「まなびほぐし(unlearning)」をする作業が必要であると思う。ふぁみさんのまなびほぐしの深さに、「いいね」を押したい。

●ふぁみさんとの出会いと「アプロ女性ネット」
 私がふぁみさんを知ったのは、20年以上前に大阪で開催されたちゃめ主催のエンパワメントをキーワードにしたワークショップを通じてである。これを仕掛けたのはふぁみさんで、友人でカナダ人のカウンセラーであるリンダ・ジンガロさんがファシリテーター役であった。在日コリアン女性を自認する参加者たちとリンダさんとの信頼の中で進められたワークショップは、離婚後二人の息子を育てるシングルマザーとなり、職場でもトラブルを抱え、人生曲線の底を低迷していた私にとって、「エンパワメント」とは何かを実感でき、充分に参加費のモトが取れたすばらしいひと時であった。
 私は数年前より、「アプロ・未来を創造する在日コリアン女性ネットワーク」というグループに参加している。在日コリアンで女性あると自認する人たちのささやかな当事者の集まりである。在日コリアン女性の実態調査などを進め、国連の人権システムを活用して―と言うと話が大きいが、さまざまな女性運動の先輩の蓄積とサポートを得ながら―日本政府や日本社会に声を上げる活動を部落女性、障害女性、アイヌ女性など他のマイノリティ女性のグループと連携しながらやっている。
 実は、ふぁみさんが指摘している「思い込みと思い入れの強さのため、在日女性同士が出会っても信頼関係ができないまま、関係が壊れてしまうことも多い」という話には大きくうなずいてしまう。「ちゃめ」はわたしにとって通過点となり、その前後でも在日コリアンの人権の運動の中で、マイノリティ当事者同士、あるいは当事者と支援する人(私たちの場合は日本人)との難しい局面を見てきた。「アプロ女性ネット」の活動に参加した頃には、誰と何をするためにどうつながりたいか少しは見えている自分であると信じたい。
 アプロ女性ネットは助成金をゲットできて、目下第3回の実態調査の準備中である(COVID‐19のパンデミックの状況下にはあるため、当初の計画が遅れているが、実施は2020年中、報告書完成は2021年末を予定)。

●「自分時間」を生きる
 この本のタイトルである「自分時間」と言う言葉を、ふぁみさんは、「標準化されたライフ・ステージを踏襲せず、自分独自の人生の時間軸に沿って時を刻んでいるという意味で使っている」と述べている。そしていつの頃か自身が「自分時間」を生きていると自覚しているとのこと。わたし自身を振り返るに、若い頃の結婚プレッシャーを乗り越えたとは言い難く、離婚後には自尊心がボロボロになるし、波風を立てたくないばかりに言うべきことを言わなかったこともしょっちゅう。恰好悪くて墓場に持っていくしかない話がてんこ盛りで、およそ潔い生き方とは言えない。しかし今あるのはその時々に一生懸命考えた結果の積み重ねである。わたしもわたしなりの「自分時間」を刻んでいると言っていいのかも。おしゃべりで、人情家で、しなやかさの中に芯の強さがにじみでる、ふぁみさんの姿が目に浮かぶ。この本を通じて一緒に、在日コリアン女性のことを語り合う人を求む。
                                             (ぱく くね)
 *本書についてはこちらから  楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/16239835/



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2021/02/17
13:09

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趙 博
2月17日 ·
3月10〜15日ごろ刊行の予定です。
今回は「おんな」たちの迫力満点!
・・・・・・・・・・・・・・・
『抗路』第8号[2021年3月]
特集:「在日」の家族・世代
 ────────
「在日」家族と世代間伝達トラウマ●鄭暎惠
「ホーム」と民族、ナショナリティ●朴沙羅
在日コリアン女性と近代家族●岡本朝也
ミン・ジン・リー著『パチンコ』に見る「在日」の世界●浮葉正親
愛と孤独、在日の男女、夫婦●李達富
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【小特集1 おんなの語り】
新しい可能性を秘めて●崔善愛
「自分時間」を生きる、ということ●朴和美
済州島の日常から-潜る女と潜らない女●伊地知紀子
 ────────
在日コリアンのメンタルサポートのために~ZACの開設●丸一俊介
「在日」における精神障害とコミュニティ●金泰泳
新大久保とコロナ禍●金弘明
コロナ禍の韓国より-●戸田郁子
コロナ禍一年をふりかえる●文京洙
朝鮮労働党第八回大会と朝鮮の今後●三村光弘
朝鮮人とアイヌ民族のつながり-その歴史と、希望の視点から●石純姫
日本語と朝鮮語-主体の揺らぎ●尹健次
 ────────
【小特集2 自分史の試み】
BLM運動を/に、学ぶ-「在日」公民権運動の「夢」●趙 博
湊川高校・朝鮮語教師の物語●方政雄
25歳を迎え、いま私が思うこと-二人の父、そして母●朴成柱
リムジン江、六〇年の物語-もう一つの自分史●李喆雨
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【詩】階 段●上野都
【短歌】一詠日和〈五〉●凛七星
【評論】「延命」と「自爆」の彼方へ-金石範『火山島』を読み直す●黒古一夫
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【エッセイ】
チェ・ドンミ『DMZ植民地』の全米図書賞受賞●秋林こずえ
文益煥牧師一行の訪北事件●都相太
 ────────
【書評】
『朝日新聞の慰安婦報道と裁判』(北野隆一)●呉光現
『ぼくは挑戦人』(ちゃんへん.)●二村知子
 ────────
【表紙の言葉】朝鮮唐津に見せられて●鄭琪満
【グラビア】「人材育成コンサルタント 辛淑玉」●裵 昭




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