→ 人物図鑑詳細情報 加藤 直樹、フリーライター、フリー編集者、1923年の関東大震災時での「朝鮮人大虐殺」がテーマが大ヒット
| 加藤 直樹 100007827132029 九月、東京の路上で 【書籍】 kugatuTokyo トリック/九月東京の路上で◉加藤直樹著 @september_tokyo ================= トリック/九月東京の路上で◉加藤直樹著 @september_tokyo ころから刊行、加藤直樹著作のプロモーションアカウントです。 『TRICK トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』│3刷 「九月、東京の路上で」│ 9刷 『増補改訂版 沸点 ソウル・オン・ザ・ストリート』│2刷 facebook.com/kugatuTokyo 2014年1月からTwitterを利用しています ============= |
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フリーライター、フリー編集者。鹿島拾市のペンネームがある。 李信恵、その他李信恵界隈と友達 1923年の関東大震災時での「朝鮮人大虐殺」がテーマで大ヒット。 そのことで、リンチ事件加害者側ベッタリの人脈との共著も多い。 |
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1997年、ファシストを自称する活動家・佐藤悟志が、新宿ロフトプラスワンでブント活動家に襲撃される事件が起き、常連客有志として「ロフトプラスワン襲撃を許さない共同声明」の中心メンバーの一人となる。 |
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| 2013 |
2013年、大久保で行われたヘイトスピーチの現場に行き、「しばき隊」とはセンスが違うが、自分なりのやり方で抗議に参加しようと、友人たちと「知らせ隊」というグループを結成[3]。ヘイトデモを罵る「しばき隊」や抗議のプラカードを掲げる「プラカ隊」の意味はわかるが、「沿道の人たちは何が起きているのか、よく分らない」ので[3]、デモに背を向けて沿道の人にビラやプラカードで状況を知らせるという抗議活動を行った。 ヘイトデモの問題を歴史的に掘り下げ、関東大震災時の朝鮮人が殺害されたことは単に過去の話ではないとして、ヘイトスピーチと結び付けて捉え[14][15]、2013年8月31日から10月8日にかけて書いたブログ[16]を加筆・修正し[17]、2014年3月に歴史ノンフィクションの『九月、東京の路上で』として刊行した[18][19]。1923年の関東大震災時での朝鮮人が殺害されたことをテーマにした『九月、東京の路上で』が初の著書だった[1][2]。同書は発売から約半年で3刷、1万部に達し[15]、紀伊國屋書店が主催する紀伊國屋じんぶん大賞2015第3位に選ばれた[20]。デモへの抗議からヒントを得たとして、人を記号化するレイシズムの危険性[21]、「相手を人間として見ることを手放さないこと」を指摘している[15]。 野間易通によれば、「一度だけしばき隊に参加したが、考えが合わないということで除名となった」とされる[22]。 |
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| 2014 |
『九月、東京の路上で――1923年関東大震災 ジェノサイドの残響』ころから、2014年。 ヘイトデモの問題を歴史的に掘り下げ、関東大震災時の朝鮮人が殺害されたことは単に過去の話ではないとして、ヘイトスピーチと結び付けて捉え[14][15]、2013年8月31日から10月8日にかけて書いたブログ[16]を加筆・修正し[17]、2014年3月に歴史ノンフィクションの『九月、東京の路上で』として刊行した[18][19]。1923年の関東大震災時での朝鮮人が殺害されたことをテーマにした『九月、東京の路上で』が初の著書だった[1][2]。同書は発売から約半年で3刷、1万部に達し[15]、紀伊國屋書店が主催する紀伊國屋じんぶん大賞2015第3位に選ばれた[20]。デモへの抗議からヒントを得たとして、人を記号化するレイシズムの危険性[21]、「相手を人間として見ることを手放さないこと」を指摘している[15]。 『NOヘイト!――出版の製造者責任を考える』ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会編、神原元、明戸隆浩共著、ころから、2014年。 |
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| 2015 |
『さらば、ヘイト本!――嫌韓反中本ブームの裏側』大泉実成、梶田陽介、木村元彦共著、ころから、2015年。 | |||
| 2016 |
河出書房新社編集部編『戦争思想2015』河出書房新社、2016年。 香山リカ『ヒューマンライツ――人権をめぐる旅へ 香山リカ【対談集】』ころから、2016年。 |
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| 訳書 チェ・ギュソク『沸点――ソウル・オン・ザ・ストリート』クォン・ヨンソク監修、ころから、2016年。 |
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2017 |
『謀叛の児 宮崎滔天の「世界革命」』河出書房新社、2017年。 | |||
| 2019 |
『TRICK トリック 「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』ころから、2019年。 | |||
レイバーネット ===================== 2020年6月11日、「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」をめぐる東京都の対応に抗議する研究者や弁護士、文化人ら117人が共同声明を出した。内容は以下の通り。 慰霊の公園で死者への差別と 冒涜を許してはならない 東京都に朝鮮人犠牲者追悼式典への「誓約書」要請の再考と 横網町公園の趣旨に反する集会への対処を求める ……………………………… 趣 旨 ……………………………… 東京都は、9月1日に開催される「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼典」に対して都立横網町公園使用のための占有許可を従来通りに出すべきであり、これを排外主義右翼団体「そよ風」が同日同時刻に主催する集会同列に規制するべきではない。 東京都はむしろ、「慰霊の公園」としての横網町公園の趣旨に鑑みて、関東大震災時の死者を冒涜し民族差別を煽動する「そよ風」の集会に対し、東京都人権尊重条例の精神に基づいて対処するべきである。 ……………………………… 本 文 ……………………………… 「都立横網町公園は、慰霊の公園でもある」。 東京都公園協会が発行する東京公園文庫『横網町公園』(09年)は、この言葉から始まっている。 1923年9月1日の関東大震災時、3万8000人という最大の被害者を出した陸軍被服廠跡に、この公園が開設されたのは、1930年9月1日。以来、公園中央にある慰霊堂では、震災の死者を弔う法要が行政の手で開催されてきた。 1945年以降は、空襲の犠牲者の法要も行われるようになった。慰霊堂には、関東大震災と東京空襲の死者16万3000人の遺骨が祀られている。 公園内には、「震災遭難児童弔魂像」や「東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑」をはじめ、東京を襲った二つの大惨事の犠牲者を追悼するモニュメントが数多くつくられてきた。 その一つに、「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」がある。震災から50年目の1973年、震災下で虐殺の犠牲となった朝鮮人たちを悼む目的でつくられた。建立を呼び掛けた実行委員会には、都議会全会派の幹事長が参加し、約600人が寄付を寄せた。 翌74年からは、追悼碑の前で「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」が毎年9月1日に挙行され、歴代の都知事がこれに追悼文を寄せてきた。 ところが2017年以降、小池百合子都知事は追悼文の送付を取り止めた。さらには昨2019年末、同式典の実行委員会の占有許可申請に対して、東京都は公園使用に関わるいくつかの条件を提示し、これを守れない場合は式典が中止されたり「不許可」になったりしても「異存ありません」との誓約書を書くよう求めるという事態が起きている。 こうした事態を促すきっかけは、2017年以降、追悼式典と同日同時刻に、同じ横網町公園内で、排外主義右翼団体「そよ風」が「真実の関東大震災石原町犠牲者慰霊祭」を開催するようになったことである。都は「そよ風」にも「追悼式典」と同様の誓約書提出を求めており、都の担当者は東京新聞の取材に対して、両者の「トラブル」を回避するために「公平に誓約書をお願いすることにした」とコメントしている(同紙5月26日付)。 都の要請に対して、追悼式典実行委員会は、式典は毎年、瑕疵もなく厳粛に行われてきたとして、これまでどおりに申請を受理し、占有許可を出すよう、都に求める声明を発表した(注1)。 私たちは、今回の東京都の「誓約書」要請に対し、以下の理由において異議を申し立てるものである。すなわち、民族差別の犠牲者を追悼する式典と、民族差別を煽動する集会とを同列に扱い規制することは、「公平」でもなければ「公正」でもない。慰霊のための公園の、しかも9月1日という慰霊の日に、ほかならぬ関東大震災に関わる死者たちを冒涜し、虚偽によって貶める集会をそのまま容認することは、横網町公園の開園趣旨を真っ向から否定することにほかならない。 「そよ風」の集会は、「真実の関東大震災石原町犠牲者慰霊祭」と銘打ち、公園に隣接する石原町の震災犠牲者を悼む「大正大震火災石原町遭難者碑」の前で行われている。だが、この「慰霊祭」が、いったい誰を「慰霊」しているのかさえ、実は明確ではない。石原町の町会に何の断りもなく行われていることも分かっている(注2)。 この集会で語られているのは、実際には「朝鮮人たちは…暴徒と化して日本人を襲い、食料を奪い、暴行を働き、あるいは人を殺し、婦女を強姦したのです」「日本人が虐殺されたのが真相です。犯人は不逞朝鮮人、朝鮮人コリアンだった」「(朝鮮人虐殺は)朝鮮人によるでっちあげです」などといった主張である。つまり、関東大震災時の流言を事実として語り、当時の朝鮮人たちを「不逞朝鮮人」と貶めることが集会の趣旨であることは疑いようがない(注3)。 また、そこに集っているのは、各地で民族差別扇動街宣などを行っている排外主義運動の活動家たちである。ヒトラーを信奉するネオナチ団体の元指導者は、この「慰霊祭」で、「私は、いま在日朝鮮人との闘いのまっただなかにいる川崎からやって参りました」と自己紹介し、さらに「600万人のユダヤ人が虐殺された」ことを「ありもしないこと」と発言している。 さらに彼らは、大型拡声器を集会場の外に向けて、つまり朝鮮人犠牲者追悼式典の方角に向けて設置し、「不逞朝鮮人が日本人を虐殺した」といった虚偽に基づくヘイトスピーチを大音量で流すという行動さえ行った(動画有り、注4)。 「そよ風」は2016年から横網町公園の朝鮮人犠牲者追悼碑の撤去を求めて運動している。彼らが開催する「慰霊祭」についても、「そよ風」の顧問が「我々の当面の目標は、来年から彼我両方の慰霊祭が許可され」なくなることだと書いている(注5)。つまり、朝鮮人犠牲者追悼式典と共に開催不許可となって消滅することが「慰霊祭」の「目標だ」と公言しているのである。 石原町の震災犠牲者を悼む碑の前で、朝鮮人犠牲者の追悼碑と追悼式典を消滅させることを目的として、虚偽に基づいて朝鮮人虐殺犠牲者を貶める集会を開く。これは、二重三重に、震災時の死者を冒涜する行為である。 横網町公園は、東京という都市の「慰霊の公園」である。9月1日は、関東大震災の死者を悼む日である。この日に、この公園内で、震災時の死者を貶め民族差別を煽動する行為は、決して許されるべきではない。 東京都人権尊重条例は、「誰もが認め合う共生社会を実現し、多様性を尊重する都市をつくりあげるとともに、様々な人権に関する不当な差別を許さないこと」を掲げている(注6)。東京都に求められているのは、差別の犠牲者たる朝鮮人を追悼する営みと、死者を貶め民族差別を扇動する企みを同列視して規制することではない。人権尊重条例にのっとって民族差別をやめさせ、「慰霊の空間」としての横網町公園の精神をゆるぎなく尊重するために、しかるべき判断を下し、行動することである。 以上、声明する。 2020年6月11日 (注1) 追悼式典実行委の声明はこちら。 https://blog.goo.ne.jp/nicchokyokai-honbu/e/f5b46a21aacefcb2fd39a84ba450fa1a (注2) 安田浩一「朝鮮人犠牲者追悼のウラで行われた「虐殺を否定する」慰霊祭」(19年9月21日付)。 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67331 (注3) 「そよ風」ブログ記事「関東大震災石原町犠牲者真実の慰霊祭その2」(19年9月3日付)掲載の動画より文字起こし。 http://blog.livedoor.jp/soyokaze2009/archives/51911984.html ※6月10日、「そよ風」ブログで同動画を非公開としたことを確認。ただし、その一部は今もこちらで見ることができる。 https://www.youtube.com/watch?v=A8nG8xDiyZg 「そよ風」の「慰霊祭」での全発言内容を知りたい方は下記メールアドレスまでご連絡ください。データを提供します。 (注4) 毎日新聞youtubeサイト「静かな追悼の場にヘイトスピーチ」(19年9月10日、7分)。 https://www.youtube.com/watch?v=SIuOsjF7JdE (注5) 「83歳いまだ現役!日々録」ブログ記事「再び、村田春樹氏からの急告!」(18年8月31日付)。 http://blog.livedoor.jp/monnti3515/archives/1072439669.html (注6) 正式名称は「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」(19年4月施行)。 https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/10jinken/tobira/pdf/regulations2.pdf 声明とりまとめ▶ 加藤直樹 声明についての連絡先▶ seimei1923@gmail.com 賛同人 愛須勝也(弁護士) 赤石あゆ子(弁護士) 明戸隆浩(社会学者) 飯島滋明(名古屋学院大学教授、憲法学・平和学) 飯塚拓也 (日本キリスト教協議会/東アジアの和解と平和委員会委員長) 池田香代子(翻訳家) 池田賢太(弁護士) 板垣竜太(同志社大学教員) 伊地知紀子(大阪市立大学文学研究科教授) 伊藤朝日太郎(弁護士) 稲垣克彦(旭川医科大学准教授、物理学) 稲葉奈々子(上智大学) 指宿昭一(弁護士) 上杉聰(大阪市立大学元教授) 鵜飼哲(一橋大学名誉教授、フランス文学・思想) 内田樹(神戸女学院大学名誉教授) 内田雅敏(弁護士) 内海愛子(大阪経済法科大学特任教授) 及川英二郎(東京学芸大学教授、歴史学) 岡本朝也(関西学院大学非常勤講師、社会学) 落合知子(神戸大学准教授、異文化間教育学) 小山弘泉(東京宗教者平和の会・事務局長、浄土真宗本願寺派僧侶) 加藤圭木(一橋大学大学院社会学研究科准教授、歴史学) 加藤直樹 (ノンフィクション作家) 香山リカ(精神科医) 河かおる(滋賀県立大学教員、歴史学) 川野英二(大阪市立大学教授、社会学) 姜文江(弁護士) 北川知子(大学非常勤講師、日本植民地教育史研究会運営委員) 金貴粉(ハンセン病資料館) 金尚均(龍谷大学) 金星玉(弁護士) 金性済 (日本キリスト教協議会総幹事) 金哲秀(朝鮮大学校教員) 金明秀(関西学院大学教授、社会学) 清末愛砂(室蘭工業大学大学院准教授) 郭基煥(東北学院大学教授、共生社会論) 國本依伸(弁護士、大阪弁護士会) 熊本理抄(近畿大学教員) 黒坂愛衣(東北学院大学教員) ケイン樹里安(大阪市立大学都市文化研究センター研究員) 上瀧浩子(弁護士、京都弁護士会、上瀧法律事務所) 児玉晃一(弁護士) 齋藤直子(大学教員) 坂手洋二(劇作家・演出家) 佐藤由紀子(弁護士) 志田なや子(弁護士) 島田虎之介(漫画家) 島田雅彦(作家、法政大学教授) 清水雅彦(日本体育大学教授、憲法学) 下川雅嗣(上智大学) 愼蒼宇(法政大学教員、歴史学) 須賀誠二(日本基督教団隠退教師) 菅充行(弁護士、大阪弁護士会) 須藤正樹(弁護士) 青龍美和子(弁護士) 平良愛香(日本基督教団牧師) 髙谷幸(大阪大学准教授、社会学) 田中俊(弁護士、日本国際法律家協会理事) 田中宏(一橋大学名誉教授) 田中正敬(専修大学文学部教授、歴史学) 田平正子(世界エスペラント協会元委員) 田村元彦(西南学院大学准教授、政治学) 田巻紘子(弁護士) 樽井直樹(弁護士) 丹野清人(東京都立大学) 張界満(弁護士) 鄭幸子(岡山大学) 外村大(東京大学教員、日本現代史) 冨増四季(弁護士、京都弁護士会) 豊福誠二(弁護士、京都弁護士会、にしき法律事務所) 仲岡しゅん(弁護士、大阪弁護士会、うるわ総合法律事務所) 中川敬(ミュージシャン/ソウル・フラワー・ユニオン) 中川五郎(フォーク歌手) 中沢けい(作家、法政大学教授) 中島京子(小説家) 永田浩三(ジャーナリスト・武蔵大学教授) 中野晃一(上智大学教授、政治学) 丹羽正雄(弁護士、大阪弁護士会、たんぽぽ総合法律事務所) 能川元一(大学非常勤講師) 野澤裕昭(弁護士) 萩尾健太(弁護士) 朴沙羅(ヘルシンキ大学文学部講師) 樋口直人(早稲田大学教員) 樋口里華(九州国際大学) 平井玄(非正規思想家) 弘田しずえ(カトリック正義と平和協議会) 藤永壮(大阪産業大学教授、歴史学) 藤野裕子(東京女子大学准教授、歴史学) 「部落問題」にとりくむ宗教教団東京地区連帯会議(議長 長谷川岱潤) 古屋敷一葉(カトリック修道女) 星野智幸(作家) 星出卓也(日本長老教会西武柳沢キリスト教会牧師) 前田朗(東京造形大学教授、人権論) 松浦悟郎(カトリック司教) 松崎暁史(弁護士) 松谷満(中央大学) 丸川哲史(明治大学政治経済学部/教養デザイン研究科教授) 三浦まり(上智大学) 光延一郎(イエズス会司祭、上智大学教授) 蓑輪秀一(真宗大谷派僧侶) 宮川英一(立教学院史資料センター、歴史学) 宮沢直人(日本エスペラント協会理事) 宮下萌(弁護士) 村上あかね(桃山学院大学社会学部准教授) 森川文人(弁護士) 森千香子(同志社大学教員) 師岡康子(弁護士) 山口二郎(法政大学教授) 山崎雅弘(戦史・紛争史研究家) 山田朗(明治大学教授、歴史教育者協議会委員長) シャロン・ユン(ノートルダム大学) 吉方べき(ソウル大学先任研究員) 吉澤文寿(新潟国際情報大学教授、歴史学) 吉野寿(ミュージシャン/eastern youth) レシュケ綾香(エアランゲン・ニュルンベルク大准教授) 若月家光(弁護士) 渡辺美奈(アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」〈wam〉館長) 117人と1団体 [アイウエオ順・敬称略] ===================== https://archive.md/wip/hWbDX |
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レイバーネット =============== 東京都は「慰霊の公園」での死者への冒涜を阻止してください ――朝鮮人犠牲者追悼碑前でのヘイト集会に「利用制限」適用を *写真=昨年の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典(横網町公園) 今年は1923年9月1日に起きた関東大震災から100年です。この震災は、約10万5000人の死者・行方不明者を出すという歴史に残る大惨事になりました。 震災直後には、「朝鮮人が放火をしている」「井戸に毒を入れている」といった流言を信じた民衆と軍隊が朝鮮人を虐殺しました。警察もまた流言を拡散しました。 内閣府中央防災会議の専門調査会報告「1923関東大震災【第2編】」は、これについて「自然災害がこれほどの規模で人為的な殺傷行為を誘発した例は日本の災害史上、他に確認できず、大規模災害時に発生した最悪の事態として、今後の防災活動においても念頭に置く必要がある」と指摘し、その背景に民族差別があったことを指摘しています。つまりこの事件は、日本近現代史上最悪のヘイトクライムだったのです。 震災後、東京市は震災の死者を悼む場として横網町公園を開園しました。この公園は、戦後は東京大空襲の死者をも悼む場となりました。同公園のホームページが「慰霊と継承の公園」と定義しているとおり、中央にある慰霊堂の周辺に、いくつもの追悼・鎮魂のモニュメントが置かれています。その中には、虐殺された朝鮮人を悼む「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」もあります。 震災100年となる今年の9月1日は、横網町公園にとって例年にも増して特別な日です。慰霊堂では都主催の法要が行われ、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑の前では、午前には日本の市民が主体となった朝鮮人犠牲者追悼式典が、午後には在日朝鮮人主体の同胞追悼会が行なわれます。 ところが今年、差別主義団体「そよ風」が、同日の夕方4時半から「真実はここにある! 関東大震災朝鮮人犠牲者慰霊祭」と称する集会を、しかも朝鮮人犠牲者追悼碑の前で行うことを宣言しました。私たちは、これは許しがたい最悪の死者への冒涜であり、行動そのものが民族差別であると考えます。 彼らは2017年以降、毎年9月1日に、この追悼碑から30メートルほど離れた場所で「関東大震災石原町犠牲者慰霊祭」と称する集会を開いています。そこでは、朝鮮人が暴動・放火・強姦を行ったという当時の流言を「事実だ」とする虚偽の主張を唱え、「犯人は不逞朝鮮人」「自衛行動や制圧行動(虐殺のこと)は正当な行為」といった発言を繰り返し、ときには巨大な拡声器を外に向け、こうした発言を公園内に響かせたりしてきました。 この集会には、ヒトラーを崇拝するネオナチ活動家、現場責任者として関与したデモの参加者の発言が朝鮮人の殺害を煽動したなどとして東京都によって繰り返しヘイトスピーチと認定されているレイシスト活動家、ヘイト街宣によって裁判所から対象周辺での街宣禁止の仮処分を受けた人物たちが参加してきました。 「そよ風」は、在特会(在日特権を許さない市民の会)に近い団体として2009年に結成されました。そのブログには、朝鮮人に対する露骨な差別表現が散見されます。 東京都は、2020年に、「そよ風」の横網町公園での集会の言動をヘイトスピーチとして認定しています。この認定には、東京都が「適切な措置」をとるべきという人権審査会の「意見」も盛り込まれました。 関東大震災時に「不逞朝鮮人」が暴動・放火・強姦を行ったのだ、自警団の虐殺は「正当な行為」だったのだと主張する団体が、朝鮮人の殺害を煽動するような人々も集めて、「朝鮮人を慰霊する」と嘯いて集会を開く。しかも「慰霊の日」である9月1日に、「慰霊の公園」の中で、さらに彼ら自身が撤去を要求している朝鮮人犠牲者追悼碑の前で――。 これはヘイトクライムの犠牲となった死者たちに対する、あからさまな嘲笑であり、冒涜です。集会自体が「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」(オリンピック条例)が定めるヘイトスピーチ=「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」に相当すると、私たちは考えます。「言動」とは「言葉と行い」を指すからです。 同条例では、ヘイトスピーチが行われる蓋然性が高く、それに起因して施設の安全な管理に支障をきたす蓋然性が高い場合に、施設の「利用制限」ができると定めています。 「慰霊の公園」で公然と死者を冒涜すること自体が、横網町公園の「慰霊」という機能に支障をきたし、慰霊のために公園を訪れる人々に対する精神的暴力となります。私たちは、施設管理者たる東京都建設局公園緑地部が「利用制限」の判断を下すべき時だと考えます。少なくとも、条例に基づいて人権審査会に諮問し、その意見を聴取すべきです。 東京都は、「慰霊の公園」での死者への嘲笑と冒涜を許さないでください。 ヘイトクライムの犠牲者を悼む場でのヘイトスピーチ集会を認めないでください。 2023年8月29日 呼びかけ人 加藤直樹(ノンフィクション作家) 坂手洋二(劇作家、演出家) 中沢けい(小説家、法政大学教授) 賛同人 青木有加(弁護士) 明戸隆浩(社会学者) 有田芳生(ジャーナリスト) 飯山由貴(美術家・多摩美術大学非常勤講師) 池田賢太(弁護士・札幌弁護士会) 石坂浩一(立教大学兼任講師) 伊藤朝日太郎(弁護士) 内田雅敏(弁護士) 内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授) 岡本厚(前岩波書店社長) 小野沢あかね(立教大学教授) 魁生由美子(愛媛大学教授) 郭基煥(大学教員) 加藤圭木(一橋大学大学院社会学研究科准教授) 金井真紀(文筆家・イラストレーター) 上瀧浩子(弁護士) 河かおる(滋賀県立大学教員) 木村元彦(ノンフィクションライター) 木村友祐(小説家) 金富子(東京外国語大学名誉教授) 清末愛砂(室蘭工業大学大学院教授) 金竜介(弁護士) 具良鈺(弁護士) 小林ふみ子(法政大学教授) 空野佳弘(弁護士) 辛淑玉(のりこえネット共同代表) 高貝亮(弁護士) 高橋哲哉(哲学者) 田中宏(一橋大名誉教授) 田中正敬(専修大学教授) 張界満(弁護士) 寺中誠(東京経済大学教員) 寺脇研(映画評論家) 戸塚悦朗(弁護士) 殿平善彦(一乗寺住職) 外村大(東京大学教員) 仲岡しゅん(弁護士) 樋口直人(社会学者) 穂積剛(弁護士) 浜田桂子(絵本作家) 原田學植(弁護士) 藤井誠二(ノンフィクションライター) 藤野裕子(早稲田大学教授) 二木啓孝(ジャーナリスト) 前川喜平(現代教育行政研究会代表) 松谷信司(「キリスト新聞」編集長) 森川文人(弁護士) 宮下萌(弁護士) 町山広美(放送作家) 師岡康子(弁護士) 前田朗(東京造形大学名誉教授) 前田和男(ノンフィクション作家) 山口二郎(法政大学教授) 山崎雅弘(戦史・紛争史研究家) 吉井正明(兵庫県弁護士会) 若森資朗(のりこえネット共同代表) (56人、アイウエオ順・敬称略) 声明についての連絡先 seimei1923@gmail.com *参考サイト 「『死者への冒涜』と抗議 加害正当化団体の集会に」(共同通信デジタル版、8月28日) https://news.line.me/detail/oa-rp70841/v65kr0dycajm?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none&fbclid=IwAR2HnZ6kpcE3DSLkWJVNCiq2MUCqlOYPe-RD07TZQvuI1x4fxiub_-crSyc 「関東大震災の朝鮮人追悼碑前でヘイト集会 差別団体が計画」(神奈川新聞デジタル版「カナコロ」、8月19日) https://www.kanaloco.jp/news/social/article-1013262.html?fbclid=IwAR2DY8BxAG09ceB2J_fnSEqIUGxxaVVVRutCc6juXh27AINwvjtr0l8XkMk 「そよ風」集会での発言を「ヘイトスピーチ」と認定した東京都総務局人権部の発表(2020年8月3日) https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/08/03/12.html 関東大震災朝鮮人被害者の追悼式典にオリバー・ストーン監督が反ヘイトのメッセージ! 一方、小池百合子知事はヘイト団体を後押し(LITERA、20年9月3日) https://lite-ra.com/2020/09/post-5615_2.html =============== |
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| 2024 |
『ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて』あけび書房、2024年。 |